吉田隼人騎乗のサンライズピース(左)がジュンフカリとの追い比べを制す(カメラ・高橋 由二)
11月13日の阪神5R・2歳新馬(芝1800メートル、7頭立て)は、5番人気の
サンライズピース(牡、栗東・河内洋厩舎、父ブラックタイド)がゴール前で差し切り、デビュー戦を飾った。勝ちタイムは1分50秒3(稍重)。
最内枠からスタートをゆったり出て、道中は6頭が一団となった馬群の後尾で進めた。コーナーはインをロスなく回って直線へ。前との差は大きかったが、しぶとく伸び続けて先に抜け出していた1番人気の
ジュンフカリを頭差かわした。
雨中の一戦を制した吉田隼人騎手は「神経質な部分があって、レース前にメンコ(覆面)と取ったらピリピリしたところを見せていました。跳びが大きいので慌てず我慢させるイメージで乗りました。
パワーがあるのでこの天候も良かったですね」と笑み。「最後は目標めがけて、よくとらえてくれました。いい内容で勝てましたし、精神面のピリピリしたところが収まってくれば、もっと楽しみになってきますね」と今後の成長に期待した。