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ルーシアン(11月13日、東京5R・2歳新馬、芝1800メートル=3着)
好スタートを決めて、そのまま流れに乗ってハナへ。前半1000メートル通過1分5秒0のスローペースを刻んで、手応え良く直線を向いた。切れ味のある上位2頭には結果的に5馬身差をつけられたが、この馬自身も脚を使っており、3着を確保してみせた。
津村明秀騎手は「けっこう(スタートが)速くて、周りも(ハナ争いから)引いてくれたので、リズムを崩さないように行きました。物見をしたり幼い面を見せていたが、まだ攻め馬で本気で追っていなかったので、そのへんは使って変わってくると思う。初戦としてはいい内容でした」と、収穫を口にした。今回は相手が強かった面もあり、この馬自身も使った上積みは大きそうで、さらに前進できるとみたい。(坂本 達洋)