【マイルCS展望】秋のマイル王決定戦、今年はハイレベルながら混戦模様

2022年11月16日 06:00

GI初挑戦のジャスティンカフェに注目(撮影:下野雄規)

 マイルで圧倒的な強さを誇っていたグランアレグリアが昨年のこのレース連覇をもって引退し、現在のマイル路線は群雄割拠の様相。それにふさわしく、今年はハイレベルながらも確固たる軸が不在のメンバー構成となった。

1.4歳馬が中心

 過去10回で、4歳馬は[4-5-4-24]で複勝率35.1%、5歳馬は[3-3-4-52]で複勝率16.1%なのに対し、6歳馬は[1-1-0-22]で複勝率8.3%、7歳以上は複勝率0%。基本的に若い馬が優勢のスピード勝負になる。ただし、3歳馬は[2-1-2-30]で複勝率14.3%で4歳馬と比べると苦戦傾向。この時期、中距離では2kgある古馬との斤量差が、マイルだと1kgになることが苦戦の要因の一つと考えられる。

2.上がりが使えるか

 阪神で行われている近2回に関して、連対馬延べ4頭はいずれも2位以内の上がりを使っていた。タイムにして32秒後半から33秒前半。前半のスピードだけで押し切るのは難しく、最後はキレ味が勝敗を分けることになる。

3.距離短縮がやや優勢

 過去10回で、前走からの距離短縮となる馬は[5-2-6-44]で複勝率22.8%、前走もマイルだった馬は[3-4-2-61]で複勝率12.9%、前走から距離延長となる馬は[2-4-2-40]で複勝率16.7%で、比較的距離短縮組の好走が多い。

 ジャスティンカフェはまだ重賞勝ちがなく、GIに関してはこれが初挑戦となるが、今回人気の一角と目されるサリオス相手に毎日王冠であまり差のない走りをしたように、通用するだけの力は持っている。伏兵人気に留まるであろう今回こそが絶好の狙い目と見る。

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