10月に行われた富士Sを勝利したセリフォス(撮影:下野雄規)
11月20日に阪神競馬場で行われるマイルチャンピオンシップ(3歳上・GI・芝1600m)。GI馬5頭を始め、快速馬が集結するこのレースにセリフォス(牡3、栗東・中内田充正厩舎)が、D.レーン騎手とのコンビで出走する。
セリフォスは父ダイワメジャー、母シーフロント、母の父Le Havreという血統。
2021年6月に中京競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。初戦を白星で飾ると、続く新潟2歳S、デイリー杯2歳Sを連勝し、無傷の3連勝で朝日杯FSに駒を進めた。結果は、後の日本ダービー馬ドウデュースに0.1秒差の2着となり、世代トップクラスの実力を示した。
2022年は5月のNHKマイルCから翌月の安田記念にも出走を果たすと、共に4着に好走。秋初戦となった富士Sでは上がり3F33.2秒の脚を繰り出し重賞3勝目を飾った。通算成績は7戦4勝。
セリフォスはキャリア7戦全て芝1600mのレースに出走。前走はNHKマイルC覇者ダノンスコーピオンと、破竹の4連勝で今年のマイラーズCを制したソウルラッシュを抑えて、ノーステッキで勝利した。マイル戦線でハイレベルなパフォーマンスを見せ続けるセリフォスが悲願のGIタイトルを手にするか、要注目である。