札幌2歳Sを制したドゥーラが阪神JFを目指し栗東に帰厩
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
良血馬
アスクビートルズ(牡、藤原、父
フランケル)が栗東トレセンで約3カ月間じっくりと乗り込みを重ね、満を持してデビュー。26日の阪神芝1600mを岩田望Jで予定をしている。母は同じ藤原厩舎でG1を3勝した
ストレイトガール。田代助手は「ケイコの動きは上々。ひと追いごとに素軽さが出てきた」と感触は上々。母は6歳でG1を2勝、7歳で同1勝と遅咲きではあったが「いい前向きさがあるし、初戦からいい走りをしてくれると思う。楽しみ」と初陣Vを期待した。
僚馬で
ククナ、
アライバルの半弟
プレドミナル(牡、父
エピファネイア、母クルミナル)は翌27日の阪神2000mを岩田望Jで予定。田代助手は「ゆったりした距離が合いそうなタイプ。まだ緩さは残っているけど、ひと追いごとに動きは良くなっている」とコメントした。
新馬-野路菊Sを連勝中の
ファントムシーフ(牡、西村)の次走が
ホープフルS(12月28日・中山、芝2000m)に決まった。前走後はリフレッシュ放牧を挟んで、11月上旬に帰厩。梛木助手は「馬はとてもいい雰囲気です。G1を勝てる器だと思っていますし、(来春の)ダービーが楽しみになるレースをしてもらいたいです」と期待を寄せた。
札幌2歳Sの覇者で阪神JF(12月11日・阪神、芝1600m)を予定する
ドゥーラ(牝、高橋康)が1日に栗東へ帰厩した。デビューから3戦は札幌で、栗東トレセンは初めてだったが、西岡助手は「初日は
テンションが高かったですが、すぐに落ち着きました。環境に慣れるのは早かったです」と対応力の高さに感服していた。16日に栗東坂路で入厩後2本目の追い切りを行い、4F54秒4-12秒1をマーク。「無理をすることなく、楽に動けていました。(レースまでに)まだまだ良くなると思います」と手応えは上々だ。「競馬が上手なので、コースや距離が変わっても問題はないと思います」と初コースにも泰然自若だ。(馬三郎栗東支局・塩手)