グレイトパール4連覇なるか(写真提供:佐賀県競馬組合)
11/20(日)に佐賀競馬場で行われる九州大賞典。佐賀競馬の最長距離2500mでの戦いは、翌年2月に実施される佐賀記念JpnIIIのステップ競走となっている。今年は10頭が参戦。主な出走馬は以下の通り。
■11/20(日)九州大賞典(3歳以上・佐賀ダ2500m)
グレイトパール(牡9、川田孝好厩舎)は19〜21年と史上初の九州大賞典3連覇を達成したステイヤー。今年も夏場を休養に充て、1戦叩く鉄板ローテーションで臨んできた。9歳となり勝ちみに遅くなった印象はあるものの、スタミナ勝負の舞台なら、まだ世代交代を許すわけにはいかない。
リュウノシンゲン(牡4、山田徹厩舎)は南関東時代や、今春の当地転入後1300〜1400mで好成績。しかし1800mでの近2戦も1番人気で勝利と、21年の岩手3歳二冠馬らしく、中距離でも一線級の能力を発揮している。初の2500mでも上昇の勢いある4歳馬の挑戦は楽しみといえる。
マイネルジャスト(牡10、真島元徳厩舎)は3歳時の15年に、ロータスクラウン賞を勝ち、九州大賞典でも3着と活躍。その後、南関東10勝を挙げて再転入した20年の秋以降はひと息だったが、近10戦で5勝と再ブレイクしている。好走のカギはマイペースの逃げに持ち込めるかどうか。
テイエムチェロキー(牡8、平山宏秀厩舎)は昨春の佐賀転入後、吉野ヶ里記念2着をはじめ1400mで好成績。今年4月以降は主に中距離を使われ、6月の佐賀王冠賞(2000m)で重賞初制覇を成し遂げている。JRA時代に障害戦で長距離を経験しており、晩成タイプが開花したのなら侮れない。
そのほか、佐賀で中距離重賞2勝のウノピアットブリオ(セン8、手島勝利厩舎)、JRA時代にダートのオープン勝ちがあるロードアルペジオ(牡9、池田忠好厩舎)にも注目。
発走は18時05分。
(文・栗田勇人)
次回は12/4の『ウインターチャンピオン』の見どころを紹介予定です。
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