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ヒミノイチシロ(11月20日、阪神2R・2歳未勝利、ダート1800メートル=4着)
砂をかぶってもひるむことなく、勝負どころからも馬群を縫って進出。直線に入ってステッキが入るとつまずきそうになったりとまだ緩いが、諦めずに伸びて4着まで押し上げた。1000メートル64秒1のスローで、前にいた馬が上位を占めたが、後続と首、頭差の争いのなかで根性を見せた。
和田竜二騎手は「ゲートは出ましたが、行き脚がつかなかったですね。跳びが大きいので。それでも流れに乗ってしまいもしっかり動いてますし、使うごとに良くなると思います」と期待を寄せた。プラス6キロで余裕があったが、新馬戦よりはパンとして好馬体が目を引いた。続けて使ってくれば馬券圏内に。(玉木 宏征)