ジャパンC2025に出走予定のサンライズアース(今年3月撮影、ユーザー提供:やし○さん)
今年のジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)では、
サンライズアース(牡4)の石坂公一調教師、
セイウンハーデス(牡6)の橋口慎介調教師、
ディープモンスター(牡7)の池江泰寿調教師に、史上初となる調教師の親子制覇がかかる。
今年で45回目を迎える
ジャパンCだが、調教師の親子制覇は一度もない。そんな偉業に今年は3人が挑む。1人目は
サンライズアースの石坂公一調教師。父の石坂正元調教師は12年と13年に
ジェンティルドンナで連覇を達成している。自身は開業7年目で
ジャパンCに初参戦。これまでGIには延べ12頭が挑み、3回ある4着が最高だが、今年の阪神大賞典を制した厩舎のエースで待望の
ビッグタイトルを狙う。
2人目は橋口慎介調教師だ。父の橋口弘次郎元調教師は10年に
ローズキングダムで勝利。それから15年、慎介調教師は今年の
エプソムCを制した
セイウンハーデスで参戦する。実績的には劣勢だが、得意の東京で一発があるか。
そして3人目が池江泰寿調教師だ。これまで
ジャパンCに延べ12頭が出走し、2着が2回、3着が3回と惜敗が続いている。父の池江泰郎元調教師は06年にディープインパクトで勝利。その産駒となる
ディープモンスターで戴冠となればドラマだ。確かにGIでは挑戦者の立場だが、前走の京都大賞典で重賞初制覇を果たして勢いあり。波乱の主役となっても不思議はない。
それぞれの調教師にドラマがある。そんな視点でも見逃せない一戦となりそうだ。