2Rを制したタイセイランナーと今村聖奈(撮影・高部洋祐)
26日の阪神2Rを6番人気の
タイセイランナー(牡2歳、栗東・牧浦)で制し、ルーキーの今村聖奈騎手(18)=栗東・寺島=がJRA通算48勝目をマーク。好位で流れに乗り、4角2番手から鮮やかな抜け出しVへと導いた。10月29日に地方の4勝を含めて通算51勝目を挙げ、負担重量が4キロ減から3キロ減になって以降、初めての勝利となった。
28日に19歳の
バーステーを迎える聖奈にとって、18歳最後となる週末。約1カ月ぶりの勝利を挙げ、「調教に乗せていただいた時からすごくいい馬だと感じていました。ゲートに不安がありましたが、中間に納得いくまで練習したことで自信を持って乗れました。最初のコーナーをタイトに回れず、並び的に難しい位置取りになってしまいましたが、それでも最後までしっかりと走ってくれました。2場開催で乗り鞍を集めるのが難しい中、乗せていただいて感謝しています」と、周囲のサポートに頭を下げていた。
この勝利で、08年の三浦皇成(91勝)以来、史上5人目となるデビュー年JRA通算50勝にあと「2」とした。