初勝利を挙げたアップトゥミー(右)(カメラ・池内 雅彦)
11月26日の東京3R・2歳未勝利(芝1800メートル、16頭立て)は、2番人気の
アップトゥミー(牝、美浦・国枝栄厩舎、父
モーリス)が、デビュー4戦目で待望の初勝利を挙げた。母は2009年の府中牝馬Sを制した
ムードインディゴ。勝ち時計は1分47秒4(良)。
まずまずのスタートを決めて、道中は馬のリズムに任せて中団8番手で運んだ。直線で徐々に外に持ち出すと、反応よく加速。最後は外から追い上げてきた
ニシノレヴナントを1馬身1/4差で振り切って、鮮やかな差し切り勝ちを決めた。
田辺裕信騎手は「いま動ける馬ではないし、勝てたことで成長を待てると思う」と、伸びしろを評価した。国枝調教師は「よかったよ。だんだん良くなってきたね。距離は、ちょっとあった方がいい。落ち着いて乗れたし、まだこれから変わってくると思うので、楽しみだよ」と、甲高い声に喜びが表れていた。