現地時間1日、仏・メゾンラフィット競馬場で行われたボワ賞(2歳、仏G3・芝1000m)は、S.パスキエ騎手騎乗の1番人気ナタゴラ Natagora(牝2、仏・P.バリー厩舎)が、2番手追走から4番人気ウィルキ Wilkiとの叩き合いを3/4馬身制し優勝した。勝ちタイムは57秒20(稍重)。この勝利が、ディヴァインライト産駒の重賞初制覇となった。
勝ったナタゴラは父ディヴァインライト、母Reinamixa(その父Linamix)という血統の仏国産馬。06年の仏・アルカナセールにて3万ユーロで落札されていた。今年5月にデビューし、2戦目で初勝利を挙げると、前走のラフレッシュ賞(準重賞・芝1000m)を4馬身差で圧勝してここに臨んでいた。通算成績4戦3勝(重賞1勝)。
同馬の父ディヴァインライトは父サンデーサイレンス、母メルドスポート(その父ノーザンテースト)という血統。現役時代は重賞勝ちこそなかったものの、00年高松宮記念(GI)2着など主に短距離〜マイル戦線で活躍し、通算26戦4勝の成績を残した。
03年から浦河・社台スタリオンステーション荻伏で種牡馬入り。初年度産駒の1頭、ディヴァインシチー(牡3、美浦・嶋田功厩舎)はJRA現2勝を挙げている。04年からフランスのHaras de Lonrayで繋養されており、現2歳がフランスでの初年度産駒となる。