北村宏司騎手のアントニオヒロキが直線で差し切る(カメラ・岩崎 龍一)
11月27日の阪神1R・2歳未勝利(ダート1800メートル=13頭立て)で単勝6番人気だった
アントニオヒロキ(牡、栗東・北出成人厩舎、父
コパノリッキー)が鮮やかな差し切り勝ち。鞍上の北村宏司騎手は肩の負傷で長期休養から9月に復帰後、うれしい初勝利となった。勝ち時計は1分56秒2(稍重)。
道中は前半1000メートルが1分2秒1という速いペースの中、後方3番手からの追走。大外へ持ち出された直線では追うごとにグイグイと脚を伸ばし、最後は先に抜け出していた
テイエムヒショウを楽にかわした。
鞍上の北村宏司騎手は今春から肩の負傷で約半年も戦列から離れており、3月13日の中山2R以来、実に8か月半ぶりの勝利。「新馬以来の騎乗で少しピリついていて、力んでつまづきました。最後はよく伸びてくれましたし、この距離で良さが出ましたね。(久々の勝利に)ありがとうございます」と感謝していた。