永島まなみ騎手=栗東・高橋康之厩舎=はここ2週未勝利だが、今週(12月10、11日)は自己最多の17鞍の依頼を受けた。G1騎乗が可能となる通算31勝(地方交流含む)までマジック3。「何とか今年中に決めたいです」と力を込める。来週は、ダート
グレードを除いて今年最後のJRA交流競走となる、揖保川特別(14日、園田競馬場・ダート1400メートル)に騎乗するプランも。22年のJRAも残り7開催日、目が離せない。
アルムエアフォルク(日曜中京1R)はデビューからの2戦が3着、2着。「上積みがあって、調子がいいです。今週の追い切りは軽めでしたが、最後まで余力ある中でゴールしました。ゲートでじっとできませんが、前でも後ろでも競馬できるので、今回しっかり勝たせてあげられるように。福島の小回りより、中京の広いコースは合っています」と今週のイチ押しだ。
テン乗りの
スズノナデシコ(日曜中京6R)は1週前追い切りに騎乗し、栗東・坂路で51秒3―12秒5と自己ベストを0秒1更新した。「すごく前向き。かかるので控える競馬をしてきていますが、先生(石坂調教師)から『4キロ減を生かす競馬で』と言われました。スタートが速いし、積極的に行けたらいいなと思います。追い切りも良かったです。
スピードがあってパワフル。しっかり走る馬です」と、
アルムエアフォルクに負けず劣らず楽しみな一頭。
今年8月、残り少なくなった3歳未勝利戦で初Vに導いた
アークデトリオンフ(日曜中京3R)は「もともとすごくずぶいですが、外から突つかれると集中します。今週の追い切りは、今まで乗せていただいた中で一番動きました。最後は相手に抜かされましたが、しっかり動けていました。休み明けですが、乗り込めています」と、昇級でもイメージは上々だ。
継続騎乗の
パクパクデスワ(日曜中京4R)は「新馬の時と比べると、口向きが成長しました。トモ(後肢)に少しずつ力もついてきましたね。追い切りも良かったので、1ハロン短縮で前進を」と指摘。2走前(3着)を見直す。
プラチナリボン(日曜中京5R)は「まだ非力で、ハミに頼って走るフォーム。新馬なので、五分に出て前、前で競馬できれば」と、まずはめどを立てたい。
【土曜中京】
1R・
シミーシェイク(牝2歳、栗東・高橋義忠厩舎、父
カレンブラックヒル)
2R・
シロン(牝3歳、栗東・高柳大輔厩舎、父
キズナ)
3R・
ベストインクラス(牡4歳、美浦・伊藤伸一厩舎、父
リヤンドファミユ)
4R・
トウロウノオノ(牝2歳、美浦・竹内正洋厩舎、父
ビッグアーサー)
6R・
サイモンカーチス(牡3歳、栗東・梅田智之厩舎、父
コパノリッキー)
7R・
ホウオウプリンセス(牝6歳、栗東・吉岡辰弥厩舎、父ディープインパクト)
8R・
アイアムイチリュウ(牡5歳、美浦・奥平雅士厩舎、父
ルーラーシップ)
12R・
ドラゴンゴクウ(牡3歳、美浦・根本康広厩舎、父
トゥザグローリー)
【日曜中京】
1R・
アルムエアフォルク(牝2歳、栗東・平田修厩舎、父シャンハイボビー)
2R・
ディープマインド(牡2歳、栗東・本田優厩舎、父
マインドユアビスケッツ)
3R・
アークデトリオンフ(牡3歳、栗東・角田晃一厩舎、父
ルーラーシップ)
4R・
パクパクデスワ(牝2歳、栗東・高橋康之厩舎、父
イスラボニータ)
5R・
プラチナリボン(牡2歳、栗東・高橋康之厩舎、父メイショウボーラー)
6R・
スズノナデシコ(牝4歳、栗東・石坂公一厩舎、父
ハービンジャー)
7R・
アスカノミライ(牡4歳、栗東・川村禎彦厩舎、父
リオンディーズ)
8R・
コスミックエナジー(牝5歳、栗東・高野友和厩舎、父キングカメハメハ)
12R・
ブラックハート(牝4歳、美浦・松永康利厩舎、父
ベーカバド)