欧州の長距離G1を4勝し、1998年から2000年にかけて3年連続で欧州最優秀長距離馬に輝いたカイフタラ(Kayf Tara)が28歳で死亡した。英競馬メディア『Racing Post』が報じている。
カイフタラは父Sadler's Wells、母Colorspin、母の父High Top。全兄に1993年の欧州最優秀古馬を受賞し種牡馬としてテイエムオペラオーやメイショウサムソンなどを出したオペラハウスがいる血統。
1997年7月にデビューし、翌年6月のゴールドカップ(英G1・芝4000m)でG1初制覇。同年の愛セントレジャー(愛G1)でG1・2勝目を飾った。翌1999年には愛セントレジャー連覇を達成し、2000年にはゴールドカップ2勝目を果たした。通算成績は15戦10勝。
引退後は障害レース用種牡馬となり、障害レースで11回の英国チャンピオンサイアーに輝いた。2020年、繁殖力の低下により種牡馬を引退していた。