12月10日に中京競馬場で行われる中日新聞杯(3歳上・GIII・ハンデ・芝2000m)。イギリス期待のホープとコンビを組むカントル(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)は、ここで重賞初制覇を狙う。
カントルは父ディープインパクト、母ミスアンコール、母の父キングカメハメハという血統。全兄に2018年の日本ダービー馬ワグネリアンがいる。
2018年10月にデビューし、2戦目で初勝利。翌年1月に2勝目をあげ、弥生賞で重賞に初挑戦するもここでは5着に敗れた。その後、しばらく勝ち星をあげられずにいたが、2020年10月に2勝クラスを突破し、今年の7月についにオープン入りを果たした。前走のアルゼンチン共和国杯では、勝ち馬から0.2秒差の4着に健闘している。通算成績は17戦4勝。
鞍上は短期免許を取得し、今週から日本で騎乗するD.イーガン騎手。ミシュリフの主戦騎手として知られ、同馬とのコンビでドバイシーマクラシックやサウジカップなど、数々のビッグタイトルを手にしている。若き海外の名手に導かれ重賞初制覇を飾ることができるのか、注目したい。