検索メニュー

  • クラブ馬分析
  • 募集馬検索
  • 血統検索
  • 条件別検索

詳細検索

  • 性別
  • 馬齢
  • 生産者 指定なし
  • 馬主名 指定なし
キャロットC

【中日新聞杯】2歳G1馬キラーアビリティ復活V!団野騎手は自厩舎で初の重賞制覇

2022年12月11日 06:00

ゴール前で加速するキラーアビリティ(手前)。G1馬の底力を示した

◆第58回中日新聞杯・G3(12月10日、中京・芝2000メートル、良)

 師走の伝統のハンデ重賞、第58回中日新聞杯・G3は10日、中京競馬場で行われ、5番人気のキラーアビリティ(団野)がゴール前で一気に差し切り、昨年12月のホープフルS・G1以来となる重賞2勝目を飾った。団野は所属する斉籐崇厩舎の管理馬では初めての重賞制覇となった。

 強い心で“Vロード”をこじ開けた。前半5ハロンが61秒9の緩い流れ。団野は序盤に行きたがろうとするキラーアビリティを何とかなだめたが、今度は直線で進路が開かない。しかし、信じていた。ラスト1ハロン前後で二度、懸命に手綱を押しながら馬群を割ると、ようやく前が大きく開いたラスト100メートルで抜け出したマテンロウレオを目標に追い出しを開始。力強いフットワークで測ったように、首差だけ前に出た。

 団野は「依頼をいただいたことに感謝しているし、結果を出せたことにホッとしています」と切り出した。自厩舎の馬だけに中間は3度追い切りに騎乗し、トレーナーを始めとしたスタッフと話し合った結果、クロス鼻革の着用で末脚の爆発力を強化。昨年のホープフルS以来、勝てなかったG1馬を復活へ導いたのは“チーム力”だった。

 そして、これが斉藤崇調教師と師弟でつかんだ初タイトル。毎年、受け取る年賀状には「今年は重賞勝とうな」と書かれていた。「何とか結果を出して、恩返しをしたい」。そんな自らの思いを体現した弟子に、師匠は温かい笑顔を向けた。「いつか大成で勝ちたいと思っていたから、勝ててよかった。うれしい。本当にうれしいですよ」。もう、来年の年賀状に“あの言葉”はない。古馬撃破で輝きを取り戻した3歳馬とともに、師弟も二人でさらなる高みを目指していく。(山本 武志)

 ◆キラーアビリティ 父ディープインパクト、母キラーグレイシス(父コンガリー)。栗東・斉藤崇史厩舎所属の牡3歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算8戦3勝。総獲得賞金は1億2731万8000円。重賞2勝目。馬主は(有)キャロットファーム。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。