近親にロジユニヴァースやソングライン ホウオウカブキが戸崎圭太騎手でデビュー/関東馬メイクデビュー情報

2022年12月12日 18:00

今週デビュー予定のホウオウカブキ(写真右、撮影:竹之内元)

 師走の中山開催3週目は土日で計4鞍のメイクデビューが組まれている。2週目は芝1600mで7頭、芝1800mで4頭の除外馬が出た。今週の芝1600mもフルゲートを超す頭数が想定されており、除外による優先権がないと抽選になりそうな状況だ。

【12月17日(土) 中山芝2000m】
◆ホウオウカブキ(牡、父ジャスタウェイ、母ビキニブロンド、美浦・田中博康厩舎)

 先週の芝1800mを除外になり、ここにスライドする。2020年のセレクトセールに上場され、取引価格は8140万円。近親にはGI馬のロジユニヴァース、ソングライン、ディアドラなどがいる。

「素直な気性で体力もあるし、淡々と動けている。持続力がありそうなタイプ。芝の中距離が合うと思います」と田中博康調教師。鞍上は戸崎圭太騎手が予定されている。

◆ローディアマント(牡、父サトノダイヤモンド、母ブロッサムレーン、美浦・尾関知人厩舎)

 9月にゲート試験を受け、11月に再入厩。ひと追い毎に時計を詰めており、先週はウッドチップコースで6F83.2-11.6をマークした。

「だいぶ楽に動けるようになってきた。馬格も十分にあるし、どちらかと言えばパワー型。いい脚を長く使うようなタイプだと思います」と調教助手。鞍上はT.マーカンド騎手が予定されている。

【12月17日(土) 中山ダート1800m】
◆キープスマイリング(牝、父Quality Road、母ウィープノーモア、美浦・武井亮厩舎)

 3代母のFluteはケンタッキーオークスを含め、米G1を2勝。母も米G1アシュランドSを勝っている。

「大型馬でダートの中距離が合いそう。あとは気持ちのコントロールなど色々と難しい面があるので、そこが鍵になってくると思います」と武井亮調教師。鞍上は横山武史騎手が予定されている。

【12月18日(日) 中山芝1600m】
◆ウインアチーヴ(牡、父エピファネイア、母コスモマーベラス、美浦・水野貴広厩舎)

 先週のデビューを予定していたが、除外でスライドする。母はオープン特別で施行されていた当時の紫苑S、ターコイズS(連覇)を勝っており、愛知杯2着、ヴィクトリアマイル4着など牝馬の重賞路線でも活躍した。1歳上の半兄に今春の葵Sを勝ち、スプリターズS2着など短距離路線で活躍中のウインマーベルがいる。

「まだトモが緩いけど、徐々にしっかりとしてきた。気持ちは前向きだし、体も十分に仕上がっている」と水野貴広調教師。鞍上は三浦皇成騎手を予定している。

 なお、先週も取り上げたウインエレナ(牝、父ロードカナロア、母サマーエタニティ、美浦・畠山吉宏厩舎)、レシプロシティ(牝、父キズナ、母サプレザ、美浦・田村康仁厩舎)も抽選で除外になったため、ここにスライドする予定だ。

(取材・文:竹之内元)

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