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【POG】レイデオロの半妹ラディアンシアが入厩 今後の調整に注目したい(美浦発)

2022年12月17日 10:36

阪神JFで2着に健闘したシンリョクカ

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。



 先週の阪神JFはリバティアイランド(牝、中内田)が勝利。堂々のレースぶりでした。新馬戦の内容で早くから注目されていた馬ですが、しっかり大舞台で結果を出したのは素晴らしいですね。川田Jもコロナの陽性からギリギリ間に合った形ですが、何とか騎乗することができて本当に良かったと思います。2着には関東馬シンリョクカ(牝、竹内)が入り、1戦1勝でのG1チャレンジで見事連対することができました。新種牡馬サトノダイヤモンド産駒は仕上がりが少し遅めなのか、そこまで多くの産駒がデビューしていませんが、ディープ産駒の中ではかなりタフな部類だと思いますし、大舞台でこそ底力が光るイメージ。人気馬の多くが結果を残せないコンディションでしっかり走れたのは先々に向けてもつながる内容だったと思います。来年のクラシックシーズンも楽しみですね。

 さて今週は朝日杯FS。今年はホープフルSの方がメンバーがそろい、朝日杯は小粒。なんて声をよく聞きますが、前週も触れたように、ここまでの重賞やOPクラスを勝った馬がここまで顔をそろえている年は少ないと思います。どうしてもクラシックを見据えた馬はホープフルSを選択しがちですし、そちらの方が大物と称されることが多いですからね。それが一般論だとは思いますが、朝日杯も重賞勝ち馬が3頭いますし、ここまでのマイル路線で活躍してきた馬のほとんどが出走していますからね。昨年の朝日杯のように終わってみればレベルが高かったなんてこともあるかもしれません。とにかく全馬無事に、いいレースをしてほしいです。関東馬も6頭が出走しており、デイリー杯2歳Sを勝ったオールパルフェ(牡、和田雄)、サウジアラビアRCで大逃げから2着に粘ったグラニット(牡、大和田)、そして新馬戦で強い勝ち方を見せ、今回の台風の目になりそうなレイベリング(牡、鹿戸)など個性派ぞろい。楽しみです。

 さて美浦にはレイデオロの半妹となるラディアンシア(牝、栗田、父ロードカナロア、母ラドラーダ)が入厩しました。やや遅めの入厩となりましたが、今後順調に調整が進んでいけばいいですね。

 先週の新馬戦を出走取消したテンペスト(牝、国枝、父ロードカナロア、母シーザリオ)は一度ノーザンF天栄へ放牧に出されました。

 東京で強い勝ち方をしていたイコノスタシス(牝、古賀)はフェアリーS(1月9日・中山、芝1600m)か菜の花賞(1月14日・中山、芝1600m)あたりが目標とのこと。(馬三郎美浦支局・木村)

 

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