JRA勢初の優勝を飾り、表彰式で花束を掲げる小林凌
圧巻の3連勝でラ
イバルを蹴散らした。前日の名古屋ラウンドで連勝を飾り、首位で最終決戦を迎えた小林凌大騎手(21)=美浦・小西=の勢いは、中京競馬場に場所を移しても変わらない。17日、3戦目の騎乗となった8Rを
エコルフリューゲルで制し、最終戦を待たずしてJRA勢初となる王座を手にした。
「これまでのレースを見て、追いだしをミスしなければ勝てると思っていました。強い馬です」と笑顔のヒーロー。前日の連勝劇にも浮かれず、馬の能力を引き出すことに専念。縦長の難しい展開となったが慌てることなく、測ったようにVゴールを駆け抜けた。
最終戦こそ11着に終わったが、4戦3勝と文句なしの優勝。「馬に恵まれたというのが第一なので感謝したい。JRA勢の初優勝が僕であったというのはうれしいですね」。デビュー4年目の若武者にとって、大きな自信になったに違いない。
2位は大山龍太郎(兵庫)、3位には永野猛蔵(JRA・美浦)が続き、紅一点の永島まなみ(JRA・栗東)は8位に終わった。