JRA勢初優勝を飾った小林凌(中)と2位・大山龍(左)、3位・永野
2022ヤングジョッキーズシリーズ
ファイナルラウンド中京が17日、中京競馬場の8、10Rで行われ、小林凌大騎手(21)=美浦・小西一男厩舎=が計91ポイントで総合優勝を果たした。JRA所属騎手の制覇は同シリーズ6回目で初めて。「JRA勢で初の優勝が私であったことをうれしく思います」と素直に喜んだ。女性でただ一人参戦した永島まなみ騎手(20)=栗東・高橋康之厩舎=は2度の4着が最高で35ポイントにとどまり、8位だった。
16日の
ファイナルラウンド名古屋で4番人気の2頭を勝利に導き、2戦2勝で折り返した小林凌。初戦の8Rを1番人気の
エコルフリューゲルできっちり勝って3連勝とし、最終戦を待たずして優勝を決めた。歴代優勝騎手の獲得ポイントは20年の吉井章(大井)と21年の飛田愛斗(佐賀)の65ポイントが最高だったが、大きく更新し、2位との42ポイント差も過去最大。最終レース終了後の表彰式では「予選から2勝、本戦でも3勝させていただき、本当にいい経験ができたシリーズでした。馬に感謝しかなく、優勝することができうれしく思います。応援していただきありがとうございました」と騎乗馬への感謝を口にした。
18日は中京で2鞍に騎乗。ひと皮むけた4年目の若武者が、さらに成長した姿を披露する。(玉木 宏征)