生涯最後の追い切りを行ったオジュウチョウサン(撮影・三好信也)
「中山大障害・JG1」(24日、中山)
平地のデビュー時から9年走ってきた美浦南で時計を出すのもこれが最後。21日、有終の美を飾るための最後の1本は、
オジュウチョウサンのキャリア最高の一戦となることを予感させるものだった。
美浦Wでもちろん鞍上には石神。僚馬
スカイテラス(5歳2勝クラス)を10馬身以上も先に行かせ、向正面から発進すると、4コーナーから一気に加速。並ぶ間もなく抜き去り、6F85秒4-37秒5-11秒8。まるで、大逃げの
アップトゥデイトを測ったように差した17年暮れのようだった。
石神は「2週しっかりやっているけど、全然ダメージがないので、きょうもしっかりと。今回はいつも以上に障害練習をしていてもその反動がない。昨年の暮れよりいいですよ」と自信ありげ。王者のままターフを去る大団円へ、調整は順風満帆だ。