誘導馬時代のサクセスブロッケン(カメラ・高橋 由二)
2008年のジャパンダートダービーと2009年のフェブラリーS、東京大賞典を制した
サクセスブロッケン(17歳、父シンボリクリスエス)が12月22日に死んだことが分かった。この日、公益財団法人
ジャパン・スタッドブック・インターナショナルが発表した。
同財団法人によると、けい養先のホース・
トラスト(鹿児島)で余生を送っていたという。
ホース・
トラスト理事長の小西英司氏は「年々足腰が弱ってきており回復に向け人馬ともに尽力しましたが、本日天国へ旅立つことになりました。最後まで彼は、生きようと頑張っていただけに無念です。会いに来てくださいましたファンの皆様、応援してくださったファンの皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました」と、コメントを発表した。
競走馬時代は、栗東・藤原英昭厩舎に所属。G1で4勝を挙げた父と報知杯フィリーズレビューの勝ち馬だった母サクセスビューティとの配合で注目され、デビューから4連勝。5戦目の日本ダービーは18着に敗れたが、その後、ダート路線に転じると一気に頂点に駆け上がった。通算成績は19勝7勝。2011年に引退後は、東京競馬場で乗馬になり、誘導馬としても活躍した。