障害を中心に活躍した植野貴也騎手（４７）＝栗東・フリー＝が２５日、阪神５Ｒのアスタースウィングで２着に入り、現役最後の騎乗を終えた。

　レース後には引退セレモニーが行われ、騎手仲間から花束を受け取った後、胴上げで３回宙を舞った。植野は「悔いはないです。きのうの中山大障害も（マイネルレオーネで）３着、きょうも２着。勝てないのが僕らしい」とやり切った表情。今後は栗東の中竹厩舎で調教助手に転身。「自分のノウハウを生かして厩舎の成績を上げたいです」と意気込んだ。ＪＲＡ通算成績は３５０６戦２４２勝（平地１０７勝、障害１３５勝）。重賞勝ちは１９年京都ハイＪ（シゲルヒノクニ）など６勝。