◆第39回ホープフルS・G1(12月28日、中山・芝2000メートル、良)
スカパラダイスとのコンビで初めてG1の舞台に立った今村は、最下位の18着と悔しい結果に終わった。スタート後は控えて後方2番手から。最後方から内ラチ沿いでじっくりと末脚を温存し、最後の直線で懸命にパートナーを鼓舞したものの、見せ場をつくることはできなかった。「まだ馬は成長してくれると思う。私も馬と一緒に成長していければ」と前を向いた。
10月には藤田菜七子が保持していた女性騎手年間最多の43勝を更新し、そのまま勝ち星を積み重ねて、新人騎手5人目の50勝到達となる51勝でルーキーイヤーを終えた。「人にも馬にも恵まれていい経験になりました。来年の最終日にはまた成長した姿を見せたい」と力を込めた19歳。この経験を糧に、来年はさらなる飛躍を見せる。(石行 佑介)