2021年函館競馬場でのリンゴアメ(C)netkeiba.com
20年の函館2歳Sを制したリンゴアメ(牝5、美浦・菊川正達厩舎)が4日付けで競走馬登録を抹消した。今後は、北海道新冠町のビッグレッドファーム明和で繁殖馬となる。
リンゴアメの3代母は77年と78年のスプリンターズSを連覇した“快足”メイワキミコ。そして祖母のメインディッシュは86年カーネーションC、母のマイネデセールは04年カンナSの覇者。つまりリンゴアメが函館2歳Sを制したことで、母子4代連続オープン勝ちの快挙を成し遂げていたのだ。確かにダイナカール一族やビワハイジ一族のような華やかさはないが、渋く渋太くしっかりと日本に根付いた名牝系と言えるだろう。
リンゴアメの産駒のデビューは早ければ3年後の夏。5代連続オープンVの偉業が成し遂げられる瞬間を楽しみに待ちたい。