9日の中京5Rに出走するリッスンアップ(ユーザー提供:ワラビさん)
初戦は参考外! 月曜中京5Rの3歳未勝利(芝1600m)は、成長を遂げたリッスンアップ(牝3、栗東・藤岡健一厩舎)が真価を発揮する。
半姉に15年ローズSを制したタッチングスピーチ、半兄に19年菊花賞2着のサトノルークスがいる血統馬。それだけに昨年9月の新馬戦でも3番人気に支持されたが、1秒5差の9着に沈んだ。敗因は明白で、口向きの悪さを見せてノーコントロールだったから。競馬に参加する以前の問題だった。
もちろん、これだけの良血が同じ失敗を繰り返すわけにはいかない。立て直されて迎える復帰戦。注目はフェアリーSに出走するディヴァージオンと併せた最終追いだ。馬なりで僚馬を突き放したことはもちろんだが、しっかりとハミを取って走れていた姿に、大きな成長を感じた。あの雰囲気ならレースでも鞍上の指示通りに動けるだろう。
ここは前走着順のいい馬が揃ったが、それだけ馬券の妙味があるということ。大人の走りで好配当を提供してくれるはずだ。