日曜中山5Rの3歳未勝利戦を制したロゼル(撮影:下野雄規)
先週の日曜中山5Rの3歳未勝利は、シルバーステート産駒のロゼル(2番人気)、ボールドステート(12番人気)がワンツーフィニッシュ。馬連は1万2020円の万馬券となった。
このレースで注目したいのは、ロゼルが1番、ボールドステートが2番と、2頭がともに1枠だったことだ。当日は極端な内枠有利の馬場。ただ、2頭が揃って走ったのは、それだけが原因とは思えない。
実はシルバーステート産駒の牡馬は、芝の内枠の成績が抜群にいい。通算成績は【63・58・66・524】の勝率9%、複勝率26%。回収率は単勝が73%、複勝が88%だから、特に強調できる数字ではない。しかし牡馬、さらに芝の1〜4番に限れば【20・9・9・48】の勝率23%、複勝率44%だから、超が付く好成績。回収率も単勝が163%、複勝でも106%とプラスを計上しているのだ。正月開催で言えば、5日の中山5Rを4番人気で制したメタルスピードも該当馬となる。
初年度産駒の大活躍によって、昨年は全種牡馬の中でトップとなる200頭に種付けしたシルバーステート。芝・内枠・牡馬。この3つのキーワードで大儲けする機会はまだまだあるはずだ。