小倉で安定した成績を残す吉田隼人騎手(撮影:下野雄規)
今週から冬の小倉開催がスタートする。そこで近3年を振り返って、注目の騎手や種牡馬をピックアップしたい。
まずは騎手だが、2年前の冬の小倉リーディングに輝いた吉田隼人騎手が中心となる。人気馬で安定した成績を残す一方、昨年の最終日のメイン・下関Sを11番人気の
トップオブメジャーで制したように、伏兵での一発もある。ただ一点、ダ1000mで[1-1-4-25]と苦戦が目立つ点には注意したい。
穴党には酒井学騎手をオススメしたい。小倉への参戦が多いわけではないが、55戦で[6-8-5-36]の勝率11%、複勝率35%。回収率は単勝が167%、複勝でも137%もあるので、全馬押さえるぐらいのスタンスでもいいだろう。とりわけ芝では10番人気以下の伏兵で4回も馬券に絡んでいるので、絶対に買っておきたい。
血統に目を移せば、多くの番組が組まれている芝2600mのステイゴールド系に注目したい。
オルフェーヴル産駒、
ゴールドシップ産駒、ステイゴールド産駒、
ドリームジャーニー産駒、延べ49頭で[9-7-6-27]の勝率18%、複勝率45%。これだけの出走数がありながら、複勝回収率が167%もあるのは凄い。ワンツーフィニッシュも4回あるので、ステイゴールド系ボックスを買うのも、有効な馬券戦力となる。
最後にダートだが、こちらは1000mのシニスターミニスター産駒が狙い目だ。延べ30頭で[3-5-4-18]の勝率10%、複勝率40%と安定感あり。特に3歳未勝利では人気薄もよく走るので、必ず押さえておこう。