【京成杯予想】2度の急坂を越える舞台 スタミナに裏付けされた持続力が求められる

2023年01月15日 06:35

根性強い競馬を見せたセブンマジシャン(c)netkeiba.com

 舞台となる中山競馬場芝2000mコースは4角からスタートして、ゴール前の急坂を2度越えるコース。1角まで距離もあることから、とくに少頭数であればハイペースにはなりにくい。中山競馬場特有の機動力は不可欠だが、スタミナに裏付けされた持続力も求められるコースだ。

 ◎セブンマジシャンは中山競馬場の新馬、阪神の黄菊賞優勝馬でホープフルSは3番人気6着。前走はスタートでごちゃ付き、終始不機嫌な走りのように見えた。スローペースの中、後方から正攻法で勝ちに行かざるを得ない状況になり、結果、馬場の悪いところを通らざるを得なくなってしまった。そのため勝負どころから、手応えがなくなったようにも見えたが、最後の直線で併せ馬のような形になったら根性を見せた。まだ成長の余地を残す馬だが、少頭数競馬はプラスではないか。

 〇シーウィザードは新潟2歳S3着馬で、芙蓉S優勝馬。ホープフルSは展開的には恵まれたポジションをキープできたが、最後は力尽きた格好になってしまった。しかし、着順から受けるイメージほど大きく負けてはおらず、血統的にもどちらかといえばハンディキャップタイプとも思えるので少頭数はプラス材料だ。すんなり先行できれば、楽しめそうな存在だ。

 ▲ソールオリエンスは東京競馬場芝1800m新馬戦優勝馬。そのデビュー戦はダッシュ一息で、途中から動いていくような競馬。2着馬との着差こそクビ差だったが、負かした相手が次走を楽勝している。キタサンブラック産駒で富士Sに勝ちドバイターフ2着、3着ヴァンドギャルドの半弟。スケールの大きさを感じさせる血統だ。近5年の勝ち馬のうち、3頭が1戦1勝のキャリアだったというのも心強い材料かもしれない。

 △シャンパンカラーはベゴニア賞優勝馬。昨年の2歳サイアーランキング1位ドゥラメンテ産駒で、500kgを超える大型馬。2戦2勝のキャリアは高く評価しなければならない存在だ。母メモリアルライフは未出走馬だが、ミドルパークS、モルニ賞に勝ったレックレスアバンダン直仔で、祖母が桜花賞馬ジュエラーの半姉という血統。コーナーを4度まわるコースへの対応が問われる1戦になりそうだ。

 △グラニットはサウジアラビアRC2着馬。福島競馬場芝1800mの未勝利戦を圧勝しているくらいだからコーナー4つは問題ない。朝日杯は案外だったがペース次第では見せ場以上も期待できる。

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