昨冬の小倉であすなろ賞を制したシーグラス(ユーザー提供:ねいたんさん)
待ちに待った小倉替わりだ。小倉10R・海の中道特別(4歳上2勝クラス、小倉芝2600m)はシーグラス(牝4、美浦・武藤善則厩舎)で勝負する。
現級3戦は全て東京で走り、0秒0差の4着、0秒2差の3着、1秒1差の6着。善戦はしているが、伸び負けているのも事実だ。それぞれのレースの上がり3Fは速く、順に33秒8、34秒1、33秒9。ゴールドシップ産駒だけに、東京の決め手比べでは分が悪かったといえるだろう。
その点、今回は3戦2勝、2着1回と好成績の小倉が舞台だ。レースの上がり3Fは順に36秒5、35秒7、36秒8だから、東京との違いは明白。上がりがかかる馬場で、最後のひと押しが利いているわけだ。好相性の丹内とのコンビ復活も好材料。息の長い末脚をフルに生かし、今度こそ勝ち負けに食い込んでくる。