22日の新馬戦を勝利したスクルプトーリス(C)netkeiba.com
先週の日曜中京3R・3歳新馬(ダ1200m)は1着スクルプトーリス(5番人気)、2着グリューナブリッツ(2番人気)、3着スターペスカオリ(8番人気)で決着。3連複は1万3550円、3連単は7万630円の高配当となった。実はこのレースには新馬戦を的中させるヒントが隠れていたので振り返りたい。
最初に注目したいのは、勝ったスクルプトーリスの兄姉の成績だ。JRAで12頭がデビューして7頭が勝ち上がり。レディルージュとロードゴラッソがオープンまで出世しているのだから、文句なしに優秀といえる。ただ、それ以上に素晴らしいのが新馬戦の成績で、10頭で[4-1-2-3]の勝率40%、複勝率70%。この中に1番人気は1頭しかいないのだから、明らかに“新馬戦で走る血統”だったのだ。
3着のスターペスカオリにも同じようなことが言えた。こちらは母スターペスユウコの産駒としてはJRA初出走だったが、母自身がデビュー戦で11番人気ながら2着に好走していた。ならば、同様に人気薄だった娘も初戦は要注意だったといえるだろう。
新馬戦は大手牧場の生産馬、リーディング上位の厩舎や騎手の馬に人気が集まりやすいが、それでは的中率は上がっても回収率が上がらない。多くのファンが気にしていない“母系の新馬戦成績”をチェックして、高配ゲットにつなげたい。