昨年のシルクロードSは2着だったシャインガーネット(ユーザー提供:spe_reさん)
今週末の2重賞はオルフェーヴル産駒が主役だ。シルクロードS(4歳上、GIII、芝1200m)にシャインガーネット(牝6、美浦・栗田徹厩舎)とショウナンバニラ(牝7、美浦・武市康男厩舎)の2頭出し、根岸S(4歳上、GIII、ダ1400m)にはギルデッドミラー(牝6、栗東・松永幹夫厩舎)、ヘリオス(騙7、栗東・西園正都厩舎)、ベルダーイメル(牡6、栗東・本田優厩舎)の3頭出しで挑む。
有力馬がそろっている。シルクロードSのシャインガーネットは、同じく中京が舞台だった20年ファルコンSの覇者。昨年のこのレースでも2着だったように、中京はめっぽう得意にしている。一方、根岸Sのギルデッドミラーは3走前からダートに転じて3戦2勝、2着1回と覚醒中。前走の武蔵野Sでは重賞初制覇を果たした。そしてヘリオスは昨年の2着馬。コース、距離を問わずに安定して走れるのが強みで、ここも大崩れはないだろう。
オルフェーヴル産駒はJRA重賞を27勝しているが、実は同日Vが2回もある。1回目は20年11月15日で、福島記念をバイオスパーク、エリザベス女王杯はラッキーライラックが制覇。2回目は昨年12月3日で、ステイヤーズSをシルヴァーソニック、チャレンジCをソーヴァリアントが制した。ディープインパクト産駒やキングカメハメハ産駒ならいざしらず、そこまで頭数が多くないオルフェーヴル産駒だから“見えない力が働いているのでは!?”と思えてしまう。二度あることは三度あるのか。日曜のオルフェ祭りを期待したい。