オマタセシマシタを所有するジャンポケ斉藤氏(撮影:福井麻衣子)
JRAが運営する中央競馬と、各地方自治体が運営する地方競馬では、賞金が大きく違う。
JRAでは今年からジャパンCと有馬記念の1着賞金が5億円(昨年は4億円)に増額になるなど、2歳戦を除いた全ての平地GIレースで1着賞金が1億円を超えている。また、最も賞金が低い未勝利でも550万円ある。
一方、地方競馬はどうか。近年は売上増で多くの主催者が賞金や出走手当を増額しているが、まだまだ中央競馬との差は大きい。もちろん、中央競馬と地方競馬では預託料も大きく違うが、1着賞金が1億円を超えるレースはなく、高額賞金のレースの多くが中央所属馬も出走できる交流重賞となっている。
また、下級条件は賞金水準の南関東を除くと、1着賞金が100万円以下のレースが目立つ。今回、オマタセシマシタが勝ったレースは1着賞金が36万円だった。馬主の取り分は80%なので、斉藤慎二氏は28万8000円を獲得したことになる。