前走のニューイヤーSは惜しい2着だったサクラトゥジュール(ユーザー提供:natsumiさん)
前走上がり3F最速が激走のサインだ。東京新聞杯(4歳上、GIII、東京芝1600m)はサクラトゥジュール(牡6、美浦・堀宣行厩舎)とタイムトゥヘヴン(牡5、美浦・戸田博文厩舎)に注目だ。
東京芝1600mが舞台とあって、決め手が生きるレースだ。そこでチェックしたいのが、前走の上がり3Fの順位。過去10年、前走で上がり3F最速をマークしていた馬が[4-4-1-12]の好成績。16年は1着スマートレイアー→2着エキストラエンド、18年は1着リスグラシュー→2着サトノアレスでワンツー。さらに昨年は該当馬4頭中3頭で馬券圏内を独占だから凄い。
今年の該当馬2頭、サクラトゥジュールとタイムトゥヘヴンはともに伏兵評価だが、だからこそ配当妙味がある。サクラトゥジュールは目下オープンで2戦連続2着。とりわけ前走のニューイヤーSはスローペースの中、後方から外を回してクビ差2着だから負けて強し。重賞挑戦は20年のラジオNIKKEI賞(6着)以来だが、十分に通用していい。
一方のタイムトゥヘヴンは昨年のダービー卿CTの覇者で、この舞台の富士Sでも3着の実績がある。脚質的に成績は安定しないが、常に着順ほどは負けていない。末脚の生きる流れになれば、突き抜ける場面があっても不思議ない。