土曜東京12Rの4歳上2勝クラス(ダ1600m)はフルオール(牡4、美浦・斎藤誠厩舎)が汚名返上の勝利を挙げる。

　休み明け、かつ昇級戦の前走は最内枠からハナへ。終始マイペースで行けたが、4角で外に膨れて失速。そこから立て直して追い比べに加わったものの、僅かに伸び負けて0秒1差の4着に終わった。おそらくは初めて逃げたことで集中力を欠いたのだろうが、このアクシデントさえなければ際どかったはず。いずれにしても現級突破の力があることは確信できた。

　前走で癖を把握できたので、陣営も同じ轍は踏まないだろう。東京ダ1600mは前々走でハイレベルの1勝クラスを制しているように、相性のいいコース。一度使った上積みも見込めるだけに、スカッと勝ってほしい。