◆第58回クイーンC・G3(2月11日、東京競馬場・芝1600メートル、稍重)
3歳牝馬限定のG3は16頭によって争われた。6番人気の
ハーパー(栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)がゴール前での3頭の叩き合いを制して、重賞初挑戦Vを果たした。手綱を執った川田将雅騎手は、先週のきさらぎ賞(
フリームファクシ)に続く2週連続の重賞制覇で、JRA重賞は今年3勝目。勝ち時計は1分33秒1。
首差の2着は2番人気の
ドゥアイズ(吉田隼人騎手)で3頭が出走した栗東所属馬のワンツーとなった。さらに鼻差の3着は3番人気の
モリアーナ(武藤雅騎手)。1番人気に推された
ウンブライル(クリストフ・ルメール騎手)は6着に終わった。
横山和騎手(
イングランドアイズ=4着)「1600メートルにも上手に対応して、いい感じで運べました。少しうわずるような走りで、芯が入ってほしい現状ですが、これから良くなってくると思います」
松山騎手(
グランベルナデット=5着)「ゲートに癖のある馬で、今日はスタートが悪い方に出てしまいました。好位で競馬をしたかったのですが、思っていたような競馬ができず申し訳ありません」
田辺騎手(
アスパルディーコ=7着)「1600メートルが若干忙しい感じで脚をためきれませんでした。でも、まだまだ上積みがある馬だと思います」
松岡騎手(
ミカッテヨンデイイ=8着)「レースまでの落ち着きがカギでしたが、ある程度落ち着いていて、進歩はありました。だてにオープンを勝っているわけじゃない。能力はある馬です。距離は1600メートルくらいがいいと思います」
三浦騎手(
リックスター=9着)「ゲートで接触したり、3コーナーで他馬を気にする面もあって、修正しながらの競馬になりました。まだ現状はプレッシャーがかからないような競馬が合っていると思います」