一昨年の平安S以来の勝利を目指すオーヴェルニュ(ユーザー提供:トドさん)
開業9年目の西村真幸厩舎がGI初制覇を目指し、フェブラリーS(4歳上、GI、東京ダ1600m)に
オーヴェルニュ(牡7)を送り込む。
着々と成績を伸ばしている。開業2年目の16年から7年連続で20勝以上をマーク。昨年は4年ぶりに重賞未勝利に終わったが、先週の共同通信杯を
ファントムシーフで制し、一昨年のCBC賞(
ファストフォース)以来となる重賞制覇を果たした。これまでJRAのGIでは25戦して、19年朝日杯FSの
タイセイビジョンの2着が最高。しかしながら今の管理馬の布陣ならば、その時は決して遠くないように思える。
オーヴェルニュは一昨年の東海Sと平安Sを制するなど、長く厩舎を支えた功労馬。目下11戦連続で勝利がなく、一時の勢いがないようにも思えるが、近走は不向きな良馬場ばかり。道悪になれば、まさに“水を得た魚”なので、GIでも決して侮れない。
今回はJRAのGIラスト騎乗となる福永祐一騎手とのタッグ。一昨年の平安Sを制した際の
ベストパートナーを5戦ぶりに鞍上に迎え、大金星を狙う。