前走の根岸Sで重賞初制覇したレモンポップ(ユーザー提供:ビフテキさん)
根岸Sで重賞初制覇を果たしたレモンポップ(牡5、美浦・田中博康厩舎)が、フェブラリーS(4歳上、GI、東京ダ1600m)でGI初挑戦初制覇を目指す。
デビューから10戦して7勝、2着3回とパーフェクト連対。しかし、距離の壁があるのも事実だ。マイルでは2歳時にカトレア賞を制したが、前々走の武蔵野Sではゴール前でギルデッドミラーにかわされて2着。守備範囲ではあるが、あくまでベストは1400mで、マイルは少し長い。
GIに昇格して以降の勝ち馬26頭をチェックすると、このレースを勝つ以前にマイル以上の重賞を勝っていなかったのは01年ノボトゥルー、16年モーニンの2頭のみ。同じパターンでは17年のカフジテイクや昨年のレッドルゼルなどが1番人気を裏切っている。
レモンポップと同じく、ノボトゥルーもモーニンも同年の根岸Sの覇者だったが、それはカフジテイクにも言えること。距離の壁に泣くのか、それとも跳ね返すのか。この馬の取捨が馬券の成否を大きく左右することは間違いない。