ダイヤモンドSに出走予定のヴェローチェオロ(撮影:下野雄規)
2月18日に東京競馬場で行われるダイヤモンドS(4歳上・GIII・芝3400m)。2022年3月以来のレース復帰となる
ヴェローチェオロ(牡5、栗東・須貝尚介厩舎)が、戸崎圭太騎手とのコンビで出走を予定している。
ヴェローチェオロは父
ゴールドシップ、母プレシャスライフ、母の父タイキシャトルという血統。2021年のJRA最優秀2歳牝馬の
サークルオブライフは姪にあたる。
2020年8月の2歳新馬戦でデビューして勝利。翌2021年4月のひめさゆり賞(1勝クラス)で
アリーヴォを抑えて1着となった。同年の三田特別(2勝クラス)で3勝目を挙げると、牡馬クラシック第三冠・菊花賞(GI)に出走し中1週ながら6着に好走。
続く中山芝2500mで行われたグレイトフルS(3勝クラス)を制すなど、長距離適性を示した。前走はドバイゴールドC(首G2)に挑戦し、初の海外遠征を行った。通算成績は15戦4勝。
母父タイキシャトルの現役JRA所属馬は82頭いるが、重賞を勝利した実績があるのは2020年のラジオNIKKEI賞(GIII)、セントライト記念(GII)を勝利した
バビット、2020年の京成杯(GIII)を制した
クリスタルブラックの2頭。2022年8月にタイキシャトルは28歳で天国に旅立っており、母父譲りの美しい尾花栗毛をもつ
ヴェローチェオロの活躍が期待される。ファンが待ち望んだ約1年ぶりの復帰戦でどんな走りを見せるのか、注目である。