2月19日、東京競馬場で行われるフェブラリーS(4歳上・GI・ダ1600m)。昨年の帝王賞覇者であるメイショウハリオ(牡6、栗東・岡田稲男厩舎)が、JRA・GIの初制覇を狙って参戦する。
メイショウハリオは父パイロ、母メイショウオウヒ、母の父マンハッタンカフェという血統。半弟には2022年のダイヤモンドSを制したテーオーロイヤルがいる。
20年4月、阪神競馬場の3歳未勝利戦でデビューし、続く福島競馬場の3歳未勝利戦では上がり最速を叩き出して初勝利を手にした。21年5月には今回と同じ舞台となる薫風Sに勝ってオープン入りすると、みやこS(GIII)では18年の京都記念覇者クリンチャーなどを破り、重賞初挑戦で初制覇。チャンピオンズCでGI初出走を果たした。
22年はマーチSで始動し、出遅れがあったものの2番人気に応えて勝利すると、6月の帝王賞では20年のチャンピオンズC覇者であるチュウワウィザードとの接戦を制してGI初制覇。前走の東京大賞典は馬券圏内を確保する3着だった。通算成績は19戦7勝。
これまで「メイショウ」の冠馬は同レースでインパクトを残してきた。05年には重賞5勝を挙げたメイショウボーラーが勝利し、98年にはメイショウモトナリが2着に食い込んだ。メイショウの冠馬による18年ぶりの頂点は、自身にとっても歓喜のタイトル獲得の瞬間となる。