前走のグレイトフルSを快勝したシルブロン(ユーザー提供:ぶーさん)
父に待望の初タイトルを届けるか。目下2連勝中のシルブロン(牡5、美浦・稲垣幸雄厩舎)がダイヤモンドS(4歳上、GIII、東京芝3400m)で重賞に初挑戦する。
遅れてきた長距離砲だ。未勝利を卒業した後、1勝クラスでは馬券にすら絡めないレースが続いた。しかし、昨春から距離を延ばして6戦ぶりの白星を手にすると、2勝クラスも2戦でクリア。さらに昨年末のグレイトフルSも連勝で制し、一気にオープンへ。父トーセンジョーダン、兄メールドグラースのイメージ通り、スタミナと成長力は目を見張る。
トーセンジョーダン産駒はこれまでに6世代がデビュー。JRA重賞には7回挑戦し、18年小倉2歳S・アズマヘリテージの2着が最高となっている。ここで父に重賞初勝利をプレゼントして、春の盾に名乗りを上げたい。