3走前の六社Sは勝ちに等しい2着だったマリノアズラ(ユーザー提供:淳。さん)
土曜東京11Rのダイヤモンドステークス(4歳上・GIII・東京芝3400m)は、マリノアズラ(牝5、美浦・小手川準厩舎)が万馬券の使者になる。
準オープンからの格上挑戦と侮ってはいけない。注目すべきは3走前の六社S。ゴール前で僅かに差されて2着だったが、勝ち馬は次走のアルゼンチン共和国杯も制するブレークアップだから、このレースで重賞級の能力を示したといえる。続く古都Sも0秒2差の2着だが、勝ち馬は次走のステイヤーズSで2着に健闘したプリュムドール。やはり強敵相手に中身の濃いレースだったのだ。
前走のグレイトフルSでは実質トップハンデの55kgが堪えたのか、伸びを欠いて0秒6差の6着に終わったが、この敗戦が生きてハンデは2kg減の53kgに留まった。芝2600m以上で[1-2-1-0]と馬券圏内を外していないように、とにかくスタミナは豊富。88年のダイナブリーズ以来、35年ぶりとなる牝馬の戴冠に手が届いていい。