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ユイノイチゲキ(2月19日、東京5R・3歳新馬、ダート1600メートル=5着)
デビュー戦の馬体重512キロという大型馬ながら初戦からしっかりと動けて、使った上積みが大きそうな一頭だ。
レースは好スタートを決めて、そのまま
スピードに乗って無理なく好位2番手へ。直線の半ばまで上位争いを繰り広げて、最後は脚が上がってしまったが、5着に粘って掲示板を確保した。
1週前追い切りでコンタクトを取っていた木幡初也騎手は、ダート向きの適性を認めつつ、1度使った方が良くなりそうな感触をつかんでいた。レース後は「最後は甘くなってしまったのはしようがないが、大きい男馬で、使って良くなりそう。今日の競馬が次に生きてくると思います」と、手応えをつかんだ様子だった。先行力を見せるなどセンスのある走りから、中山替わりでも注目したい。(坂本 達洋)