「阪急杯・G3」(26日、阪神)
3週連続で感触を確かめた新コンビの岩田望もうなった。22日の
グレナディアガーズの最終追いは栗東坂路。馬場の真ん中からやや内めを回ってラストを伸ばすと、4F52秒5-37秒6-11秒8を計時。余裕の手応えで駆け上がり、鞍上は「53秒ぐらいでしまいを確かめてほしいという指示でした。感触は良かった。乗り味がすごくいい馬。状態はいいと思います」と納得の表情だ。
20年朝日杯FSを制すも、その後はなかなか勝ち切れず、3勝目を挙げたのが1年後の21年阪神C。そこから高松宮記念12着、英G1
プラチナジュビリーS19着と苦杯をなめたものの、連覇を狙った昨年の阪神Cでは2着と復調を伝えた。福永助手は「結果は2着と残念でしたが、不利な大外枠からでも接戦に持ち込んで改めて力を示すレースができました」と収穫を感じている。
舞台はその阪神C勝ちを含めて〈2100〉とベストの阪神芝1400メートルだ。岩田望は「この馬のリズムで走れれば。力は上位だと思いますから」と力を込めた。メンバー中、唯一のG1馬が、きっちりと結果を残し、大舞台へ弾みをつける。