心身ともに成長途上ながら、将来性を秘めるドライブアローカス(昨年10月撮影、ユーザー提供:ワイズファームさん)
土曜中山7Rの3歳1勝クラス(ダ1800m)はドライブアローカス(牡3、美浦・小笠倫弘厩舎)の素質にかける。
前々走の未勝利は、ハイペースの番手追走から悠々の押し切り。このレースぶりが評価されて、昇級戦の前走でも2番人気に支持されたが、結果は1秒6差の5着。ただ、決して力負けではない。砂を被ったためか、道中は中団で追走に苦労。向正面で早々と後退し、3〜4角では後方の位置取りに…。しかし、ここからメンバー中2位の上がり3F39秒2をマークして掲示板を確保したのだから、脚力は秘めている。
前走を踏まえれば、現状は揉まれない形でこそ。その点は継続騎乗の横山武騎手が考えて乗るはずだ。もちろん、頭数が落ち着いたのは大きなプラス。牡馬にしてはすっきりとした体つきをしているので、心身ともに伸びシロはたっぷり。明るい未来に向けて、まずは2勝目を手にしたい。