【オーシャンS展望】高松宮記念の前哨戦、逃げて押し切るのは難しい

2023年03月01日 06:00

オーシャンS出走予定のナランフレグ(c)netkeiba.com

 高松宮記念へのステップレース。コース形態の違いもあってか、他の前哨戦と比べると本番へに繋がりにくい傾向にあったが、昨年に関してはここで2着となったナランフレグが高松宮記念を優勝し、6着から挑んだキルロードが17番人気で3着に激走した。

1.大型馬が優勢

 過去10回、馬体重が479kg以下だった馬は[2-1-2-58]で複勝率7.9%と苦戦。馬体重500kg以上の馬は[3-6-8-31]で複勝率35.4%であり、大型のパワータイプが幅を利かせている。

2.逃げ切りは難しい

 過去10回で逃げて連対したのは、GIクラスのスピードを持っていたモズスーパーフレアとハクサンムーンの2頭だけ。スピード優先のスプリント戦だが、直線に急坂が控える中山コースにおいてスピードだけで押し切るのは容易ではない。

3.巧拙が問われるコース

 中山は道中起伏があり、ゴール前も急坂があるという癖のあるコースで適性が問われやすい。昨年の覇者ジャンダルムはそれ以前に中山でリステッドを2勝していたコース巧者で、他にもナックビーナス、ダイメイフジ、ハクサンムーン、サクラゴスペルなど既にコース実績を持っていた馬の活躍が多い。

 ヴェントヴォーチェは前走のスプリンターズSで11着に終わったが、GI初挑戦で外々を回る展開では厳しかった印象。昨春には同舞台の春雷Sを圧勝した実績があるように中山自体は得意で、GIIIで改めて期待したい。

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