前走の未勝利を楽勝したレヴォルタード(ユーザー提供:とりーてゃんさん)
今年の弥生賞ディープインパクト記念(3歳・GII・中山芝2000m)は10頭立てとなった。頭数が少ないと平穏決着…と考えがちだが、実は少頭数の弥生賞は波乱傾向にある。
3連単の発売があった05年以降、出走が10頭以下だったのは05年、06年、09年、18年、19年、21年の6回(9頭以下はなし)。その結果はというと、1番人気は[4-0-1-1]だから人気に応えている。
しかしながら2番人気は[0-2-1-3]、3番人気は[0-1-0-5]で、いずれもパッとしない。1番人気と2番人気で決着したのは18年(1着ダノンプレミアム、2着ワグネリアン)の1回だけ。対照的に6回のうち、実に4回は3連単が万馬券になっているのだ。
そこで穴党の皆さんにオススメしたいのは逃げ先行馬だ。該当6回で1角2番手以内だった馬は[3-2-1-6]の勝率25%、複勝率50%。09年は1着ロジユニヴァース→2着ミッキーペトラ、21年は1着タイトルホルダー→2着シュネルマイスターで、いずれも“行った行った”の決着となっている。
その視点でいくと、ホープフルSで逃げて2着のトップナイフ(牡3、栗東・昆貢厩舎)の中心は揺るがない。もう1頭、要注目はレヴォルタード(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)。速い脚に欠けるので、陣営は早め早めの競馬を示唆。後続のマークが緩むようなら、まんまと押し切るシーンがあるかもしれない。