00年のフェブラリーSに参戦したオリオンザサンクス(ユーザー提供:カイザータコスさん)
99年のジャパンダートダービーを制したオリオンザサンクスが3日、北海道・静内の荒木貴宏牧場で死んだ。27歳だった。同日、ジャパン・スタッドブック・インターナショナルが発表した。
オリオンザサンクスは父シャンハイ、母ミラノコレクション(母の父リヴリア)の血統。現役時代は24戦11勝。門別でデビューし、2歳(当時3歳)の年末に大井に移籍。圧倒的なスピードを武器に京浜盃、羽田盃、東京ダービーを制覇。さらに第1回のジャパンダートダービーも逃げ切って、同年のNAR最優秀4歳馬に選ばれた。
古馬になって以降は安定感を欠いたが、4歳時に参戦したフェブラリーS(15着)では今もなおレース史上最速の前半3F33秒7で飛ばし、スタンドを沸かせた。
現役引退後は種牡馬に。中央ではエストゥペンドが3勝、オリオンザスターが2勝を挙げた。また、オリオンザナイトは08年の九州ダービー栄城賞を制した。18年に種牡馬引退後は功労馬として過ごしていた。