前走の若駒Sは惜しくも2着だったワンダイレクト(ユーザー提供:ワラビさん)
中山11Rの弥生賞ディープインパクト記念(3歳・GII・芝2000m)はレースセンスを評価してワンダイレクト(牡3、栗東・藤岡健一厩舎)で勝負だ。
クラシック前の上級戦に強い母系だ。母ワントゥワンが16年に紅梅Sで2着、エルフィンSで3着。祖母ワンカラットは09年にフィリーズレビューを制した。さらに同馬の叔母ジュエラーは16年にチューリップ賞2着から桜花賞を制覇、同じく叔母にあたるサンシャインは12年のエルフィンSを制している。
そんな完成が早い母系の影響だろうか、ワンダイレクトもこの時期のハービンジャー産駒にしては緩さがなく、速い脚を使えるのが強み。レースにも注文が付かず、前に行って良し、差して良しだから、大崩れのないタイプといえるだろう。一瞬で加速できるので、初の小回り中山も合いそう。名手ルメール騎手に導かれ、重賞初制覇に手が届くとみる。