報知杯弥生賞に出走するレヴォルタード(カメラ・荒牧 徹)
中山11R・報知杯弥生賞・G2・馬トク激走馬=
レヴォルタード 2番手から難なく抜け出した東京未勝利(芝2000メートル)が好内容。道中からハミを執り、力みを感じさせる走りで最後も余裕はなかったが、後続に3馬身をつけた持続系の脚力が持ち味だ。
ゼンノロブロイ産駒の母バウンスシャッセはフラワーC、中山牝馬S、愛知杯の重賞3勝馬。近親に重賞ウィナー・
コントラチェックも出た活気ある母系だが、京成杯SC勝ち馬
ムーンクエイクなどセン馬も多く出ている血筋。
今回「冷静に走る」ことも重要テーマになるが、前走後は放牧に出た外厩先のノーザン
ファーム天栄でリフレッシュし、2月8日に帰厩すると、坂路、ウッドチップで入念な追い切りを消化。直前は横山武史騎手を背に、併せた香港ヴァーズ覇者
ウインマリリンを1馬身半突き放す走りを見せた。道中行きたがる面も見せず、折り合い重視の調整が形となって現れていた。
初めての中山、タフな直線の急坂もむしろ好材料。前に行きたい馬が多く、スムーズに流れに乗れそうなのもいい。1番枠を上手くクリアして射程圏で直線に向けば、直線抜け出す強靭な脚は備えている。